こんにちは!デザイナーのいづみです。
タイトルに書いたギルディングとは金属箔のことです。
先日の10th Anniversary partyでお客様にお配りしたタンブラー
手漉き和紙にギルディング加工をしております。
金属箔といっても冷たい印象はなく、和紙のあたたかみに絶妙にマッチしているんです。
愛媛県に工房を持ち、和紙とギルディングのさまざまなモノ作りをされている
五十崎社中さまに製作協力いただきました。
もちろんインクではないので印刷機で一気に刷れるものではなく
こちらでお渡ししたデザインを
和紙にシルクスクリーンで糊付け、手作業でギルディング加工されています。
ひとつとして同じものはなく全て表情が違います。
これを一枚ずつ手作業でカットして…
完成したのが最初にも載せましたこちら
デザインの線が細すぎ、せっかくのギルディングがかすれすぎてしまったり
普通の印刷物とは違った製作過程がまた楽しかったです。
さて、このタンブラーを製作するにあたりまずはこの目でギルディングを見なければ!
ということで、製作前にギルディング体験をしてきました。
五十崎社中代表の齋藤さまは日本だけでなく世界を飛び回って活動されています。
ちょうどその頃は東京でギルディングのワークショップをされるということで
弊社社長とお邪魔してきました(社長と齋藤さんはもともとお知り合い)。
当初の目的としてはタンブラー印刷依頼とお話を伺うためだったんですが
ワークショップ体験している方々を見ていたらやりたくなってしまい、
体験させてもらうことになったのです。
フォトフレーム・ガラス・ピアス など、どれにギルディングするか好きなものを選びます。
わたしはピアスを選択。
五十崎社中さまの和紙を台紙にしてギルディングしていきます。
行程としては
台紙となる和紙を選ぶ
↓
ピアスの形となる台紙を好きな形にカット
↓
ギルディングしたい部分に糊付け
↓
糊を乾かす
↓
金属箔を貼る
↓
ギルディングしたい部分に糊付け…
糊付け→乾かす→金属箔を貼る…を繰り返し、最後に好きなビーズを選びます。
そして完成したのがこちら
鱗と雨粒をイメージしました。
形がいびつなのは手が震えたとかではないです。あえてです。
ちゃんとした○や◇などでカットできる型も用意されていました。
ちらと見えている青色の和紙がまた可愛い。
自分で手作りしたものって愛着が湧きますね。
そして日本の伝統技術って素晴らしいです。
ではまた!