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動画サブスクで観られるアカデミー賞受賞作品をまとめてみた

hashimoto
名作映画という文字が写った画面を眺める謎の生物

みなさん、動画サブスクリプションサービスは利用していますか?

私は家で映画を観るのが好きなんですが、そういった有料の動画配信サービスになんとなく抵抗を感じていました。
観たい作品があれば店舗に足を運び、DVDをレンタルするというのが一番シンプルで好きだったからです。

しかしネットで買い物をすることが増えたきっかけでAmazonプライム会員になった頃から、私のレンタル至上主義な価値観は徐々に揺らいでいきました。
過去の私には考えられなかったことですが、今では「prime video(Amazonプライム)」「Netflix」「U-NEXT」という3つのサービスを利用する動画サブスクの虜となりました。

暗い部屋の中、モニターの光で謎の生物のシルエットが映し出されている
動画サブスク最高!!

今回は、そんな私が映画を選ぶ際に参考にしている「アカデミー賞」にフォーカスを当てて動画サブスクの比較をしてみようと思います。

集計対象はアカデミー賞6部問(作品賞・監督賞・脚色賞・脚本賞・主演男優賞・主演女優賞)のいずれかを受賞している作品に絞り、動画サブスク大手4社(U-NEXT、prime video、Netflix、Hulu)の品揃えにどんな傾向があるのかをインフォグラフィックにしてみました。
※Huluには加入していないのでFilmarksというアプリで配信状況を調べました。

アカデミー賞6部門受賞作品の年代別配信数を集計したインフォグラフィック

調べてみた感想

● U-NEXT

月額 : 2,189円(税込)<2020年6月現在>

U-NEXTは配信本数が圧倒的に多く、今回のデータでは作品の約半数を独占配信しています。
年代による作品数の偏りもほとんどないので、幅広い時代の作品を観ることができますね。
ただ月々の料金は比較的高めなので、いろんな映画をたくさん観る人か家族向けのサービスだと感じました。

● prime video

月額 : 500円(税込) 年額 : 4,900円(税込)<2020年6月現在>

prime videoは、Amazonプライム会員の特典という立ち位置でありながらNetflixより配信本数が多いことに驚きました。
年代別の割合をみるとかなりクラシック寄りで、1930〜1950年代が半数を占めています。
U-NEXT3ヶ月分以下の料金で1年間継続できることを考えると非常にコスパの良いサービスだと思います。

Netflix 

月額 : スタンダードプラン 1,320円(税込)<2020年6月現在>

Netflixはprime videoとは対照的で約半数が2010年代と、明らかに新しい作品に重点を置いているのが分かります。
オリジナル作品のクオリティが高いことで有名ですが、「ROMA」のアカデミー賞監督賞の受賞も含め怒涛の勢いを感じますね。
ちなみに料金プランは3つあって、画質にこだわらなければ月額880円(税込)から契約できます。

Hulu 

月額 : 1,026円(税込)<2020年6月現在>

HuluはNetflixと同様に比較的新しい作品が多く、1990〜2010年代で8割以上を占めていました。
映画よりもドラマに力をいれているサービスのようなので作品本数自体は少ないですが、20作品中9作品は他3つのサービスでも全て配信しているタイトルなので定番作品に照準を絞っているのが読み取れました。

インフォグラフィックを作成した感想

このインフォグラフィックを作るにあたって「アカデミー賞受賞作品」という響きの持つ上品なイメージを保ちつつ、全体的にはポップにまとまるように意識しました。
4つのサービスの色分けにはロゴのカラーをそのまま使うつもりだったんですが、色が強かったのですこしやわらかめのトーンに変更しています。

悩んだのは表の部分で、年代が新しくなるにつれて映画のタイトルがどんどん長くなってきているためにバランスの調整が必要になったことでした。
2000年代以降をやや幅広にしていますが、それでも長すぎるタイトルについてはやむを得ず2行にしています。
その影響で項目の縦の間隔が一定ではなくなってしまったのは歯がゆいところです。

時代と共に邦題が伸びている理由としては、昔は原題を直訳することが多かったのに対してだんだんと訳さずカタカナで表記する作品が増えていることと、
ゴースト/ニューヨークの幻』のように副題がつく作品が少しずつ増えていることが原因のようです。
邦題の傾向について調べてみるのも面白いかもしれませんね。

まとめ

花束を持つ紳士

今回は集計対象をアカデミー賞6部問のいずれかを受賞した作品に限定して比較してみました。
この他にもそれぞれのサービス毎に様々な特徴があると思いますので、詳しくは公式サイトを見ていただいたうえで自分に一番合ったサービスを探してみてください。

映画に限らず、こういった賞を受賞していることが作品の良さを示すバロメーターになるとは限りませんが、アカデミー賞に関しては私が一番好きな映画に出会えたきっかけだったので今後も注目していきたいと思います。

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それではまた!